かごしまジェンダー平等推進ポータルサイト
about かごしまジェンダー平等推進プロジェクトとは
かごしまジェンダー平等推進プロジェクトとは?
背景
- 「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」はSDGsの5番目の目標であり、17あるすべての目標の達成に不可欠なものとされています。
- その達成に向けては、G20、G7などの国際会議において様々な国際合意がなされており、国は令和2年12月に閣議決定した第5次男女共同参画基本計画において、こうした合意を確実に実施し、その際には地方公共団体とも連携・協力を行うこととしています。
- 鹿児島県では、これまで県男女共同参画基本計画等に基づき様々な取組を進めてきましたが、固定的な性別役割分担意識や無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)などから生じるジェンダーギャップ(男女格差)が依然として社会の中に根強く存在しており、ジェンダー平等の実現に向けて、その解消が強く求められているところです。
- そのため、国際社会や国の動きも踏まえ、性別に関わらず誰もが個性と能力を十分に発揮できる「ジェンダー平等な鹿児島」の実現を目指し、令和3年度から新たに「かごしまジェンダー平等推進プロジェクト」をスタートしています。
プロジェクトとは
- プロジェクトの中核事業である「かごしまジェンダー平等推進プロジェクト事業」においては、企業をはじめ県民の取組に向けた気運醸成を図るため、プロジェクトチームや民間との協働による若者会議を開催し、「わたしたちのコミットメント」、「ジェンダー平等推進のシンボルデザイン」を作成しています。
- また、男女がともに働きやすい環境づくりや女性の能力向上、様々な困難を抱える女性の支援、地域・学校における学習機会の提供など、ジェンダー平等・男女共同参画を推進するための取組を一体的に実施しています。
キーワードの説明
SDGs(エスディージーズ)
平成27年9月に国連で採択された、平成28(2016)年から令和12(2030)年までの国際目標。「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に総合的に取り組むため、先進国を含む国際社会全体の目標として、2030年を期限とする包括的な17の目標(Sustainable Development Goals:SDGs)を設定。ゴール5ではジェンダー平等の達成と全ての女性及び女児のエンパワーメントが掲げられており、すべての目標とターゲットにおける進展において死活的に重要な貢献をするものとされている。
ジェンダー
「社会的・文化的に形成された性別」のこと。人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的・文化的に形成された性別」(ジェンダー/gender)という。「社会的・文化的に形成された性別」は、それ自体に良い、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われている。
エンパワーメント
自ら主体的に行動することによって状況を変える力をつけること。
固定的な性別役割分担意識
男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが適当であるにもかかわらず、「男は仕事・女は家庭」、「男性は主要な業務、女性は補助的業務」等のように、 男性、女性という性別を理由として、役割を固定的に分ける考え方のこと