ジェンダー平等推進ポータルサイト

かごしまジェンダー平等推進ポータルサイト

info-projectmt かごしまジェンダー推進プロジェクトチーム会議

令和3年度第4回かごしまジェンダー平等推進プロジェクトチーム会議を開催しました!

職場、家庭、地域等でジェンダー・ギャップ(男女格差)を解消するための取組に向けた気運を醸成するため、令和4年1月13日(木曜日)に「FOURTH MEETING」を開催しました!

メンバーは、先進的な取り組みやマネジメントを行っている経営者等、働く女性のロールモデルとして活躍している方、その他職場、家庭、地域等で活躍されている方など10人です。スーパーバイザーはオフィスピュアのたもつゆかりさん、ファシリテーターは髙﨑恵さんです。

ミーティングでは、これまでのメンバーの意見をコミットメントとして集約するためのセッションを行いました。

令和3年度第4回かごしまジェンダー平等推進プロジェクトチーム会議「FOURTH MEETING」

1 かごしま若者会議の開催内容の報告 合同会社hataori 髙橋空雅さん

2「私たちのコミットメント(仮称)」について

3 メンバーセッション

テーマ「これまでに出された意見をコミットメントとして集約する」

ファシリテーター オフィスピュア 髙﨑恵さん
スーパーバイザー たもつゆかりさん

[ファシリテーターからのコメント]
  • 女性がいない議会に女性の議員を誕生させたいというコミットメントはとても具体的である。
  • 職場におけるジェンダーギャップを解消する上で、非正規雇用で働いている方の現状について考えることは大切な視点。
  • 「生理の貧困」について考えたことをきっかけに、自身の職場のトイレでも生理用品を無償で配置したのは大変素晴らしい取組。
  • 子どもを産む、産まない、産むとすれば何人の子をいつ産むかというのは、リプロダクティブヘルスライツ(性と生殖に関する健康/権利)という女性の大切な権利。それは個人の選択に委ねられていること。少子化対策や婚活という言葉に心がざわついたりモヤモヤした感覚を抱いても声に出せない人達もいる。そうした声なき声をしっかりと拾い上げていくことも大切。
  • 県では7月25日から31日までの一週間を県の男女共同参画週間として、県男女共同参画センターで啓発活動を展開している。そのほかにもアドバイザー派遣など様々な事業も実施しているので、それらも活用して学びを深めていただけたら。
  • 企業経営者同士で、ジェンダー平等の大切さやそれによって得られることを共有する場づくりをするという取組はとてもうれしい。
    社会(の仕組み)が変わっても、家庭の中が変わらないと難しいこともあるので、家庭も含めいろいろな場所でジェンダー平等について語り合うことが大切なこと。
  • ジェンダーギャップの解消に向けては、あたり前のことをあたり前のようにしていくこと、教え込むのではなく気付いてもらうことが大切。
  • ジェンダーが流行語になり、ファッション化していないか懸念している。流行ではなくずっと取り組んでいかなくてはいけないし、取組を加速させていくには根の張った取組が大事。誰一人取り残さない社会に向けて、真剣にジェンダー平等の実現に取り組んでいく。
  • 他者が働きあっているところが職場であり、違う人々が相互理解するための学ぶ機会を作ってほしい。
  • 悪気のない一言に深く傷つくこともあり、無意識の偏見もあると気づく人もいるが、多くの人がジェンダー平等について学び、みんなが社会を変えるために動けば、変わっていく。
[スーパーバイザーからのコメント]
  • それぞれの持ち場で、ジェンダー視点に立った問題意識を持ちながら、いろいろなことを話し合い、課題に対応していくこと。行動が大事。
  • 社会や企業の課題は多様化・複雑化しているにもかかわらず、意思決定におけるジェンダーバランスは依然として圧倒的に男性に偏っている。議会、行政、企業等のあらゆる所で、女性の加速化的な参画を進めていく必要がある。
  • 経済的な理由などで生理用品が買えない「生理の貧困」やリプロダクティブヘルス/ライツは、女性特有の重要な問題。女性の人権に関わる問題として、意識を深めていかなければならない。
  • 男女共同参画に取り組むことが、well-being(個人の幸福)を高め、企業においても生産性を上げることにつながる。働く人の幸せがあって生産性も上がる。トップの役割やコミットメントがとても重要。
  • 男性育休の取得を促進するには、社会のカルチャー等を変えていかないといけない。会社が支援し、社員が貢献する、この支援と貢献を循環するためには、トップが折りに触れて社員に語りかけることが重要。事業所に対して、なぜジェンダー平等、ダイバーシティが大切かといった研修の機会を増やすことが大事。
  • 今の若いZ世代は、エシカル消費といって、環境やジェンダーに敏感な視点で商品を選ぶ傾向がある。ジェンダーは作られたものだから変えられる。ジェンダーの視点から消費者がいろいろな意見を表明するなどの行動を起こせば、企業もそれを変える努力をしてくれるようになっている。
  • メンバーそれぞれが、今回発表してくれたアクションを実施し、発信していけたらいい。鹿児島県がジェンダー平等に取り組むことを全国に発信することで、鹿児島のイメージも変わると思う。