鹿児島県女性ワーキンググループ 令和元年度 第2回
令和元年12月24日開催
令和元年度第2回の女性ワーキンググループは、鹿児島県の女性活躍推進に向けた取組、働く女性の異業種交流会やアンコンシャスバイアス解消に向けた取組等について意見交換を行いました。
(主な意見交換内容)
1 鹿児島県の女性活躍推進に向けた取組
- 女性活躍推進会議に参加して、全体を変えていこうとするのはすごくパワーがいるということと、なかなかそこにたどり着けないので、推進している側も疲れてしまって長続きしないと思うので、自分たちで実績を作り、それを周りに広めていくようなやり方が現実的ではないか。
- トップの意識改革を促す女性活躍推進フォーラムの参加者が少なく、企業の方々に情報が伝わっていないのではないかと感じる。県からも企業トップへの働きかけをお願いしたい。
- 企業のトップにイクボス宣言への理解を求めていくためには、女性ワーキンググループと企業トップとの意見交換会のようなものがあるとよい。
- 女性の活躍のためには、学校教育が重要だと思う。高校生の時から、あなたはどういう未来をもっていますかと働きかけることが必要ではないか。
2 働く女性の異業種交流会
- 悩んでいる方や興味を持っている方はたくさんいると思うが、こういったイベントがあるという情報が知られていないので、もっと広報や参加の働きかけを行っていきたい。
- フォローアップ交流会の取組は、よい。次の会があると、またそこに向かってどう変わったのかということなどを共有できる。
3 アンコンシャスバイアス解消に向けた取組
- 女性が8割を占める看護の現場では、もしかしたら男性の方がアンコンシャスバイアスを感じているのかなと思う。
- 職場でアンコンシャスバイアスを知っているか聞いてみたところ、ほとんど知らなくて、馴染んでいない言葉だと思った。アンコンシャスバイアスについては、周知されていない状況。
- 会社は、子どもがいる女性に遠慮して出張させないようにするのではなく、その女性が本当に出張に行きたいかというところを聞いて、行きたいということであれば、じゃあそのためにどうしようかと話していくことが大事。
- 働く人によって置かれている環境は全然異なるため、出張などへの対応についても、人それぞれに生活パターンがあるということを、まずは会社に知ってもらう必要がある。
- 管理職の理解がある所属では、アンコンシャスバイアスは少なくなってきているかなと思うが、ないとは言えないのが現状。
- お茶出しや洗い物など、これまで女性のやっていた仕事を男性にもやってもらうということをやっている。
- 自分は良かれと思ってやっていることであっても、受け取る側からすれば違うこともあるなと感じる。無意識のうちにやってしまっている。アンコンシャスバイアスチェックシートなどが配布できると、無意識にやっているところに意識を傾けていただけるのでは。
- 会社として、女性が働きやすい環境になっておかないと働き手がいなくなるというのが世の中の大きな流れだと思う。